片想い協力者は無愛想ヤンキー!?
ちょっ…今きちゃダメだって!!
そう思ってキッチンの入り口で慌てて七瀬君を止める。
『ど、どうしたの~??』
冷や汗をかきながら七瀬君に微笑む。
『あ、美亜里ちゃん~ビールちょーだい!!!!びーる!!!!』
『へ!??』
ビールって…まだ飲むの!?
『ま…ビールよりもお水飲も?私、準備するからさ…きゃっ!!! 』
なんとかしてビールを止めなければ!!
そう思って七瀬君を説得しているといきなり倒れてきた。
とっさの事に私は耐えられず、そのまま押し倒されてしまった。
『ちょっ…七瀬君!!?』
そう声をかけてもボーッとしていて返事はない。
そのとき、七瀬君が私の上から退いた。
『七瀬…お前、寝とけ。』
そう言ったのは安達君で、七瀬君をソファに放った。