片想い協力者は無愛想ヤンキー!?
振り向くとそこには、体操服を腕捲りして着ている奏先輩がいた。
『奏先輩!!』
私がビックリして声を出すと先輩はニコッと笑って『久しぶり』と言った。
久しぶりに見る奏先輩は少し髪が伸びていて茶髪がかかっていて大人っぽくなっていた。
そんな奏先輩は先程、私が貼ったポスターを見ながら『美亜里ちゃんのクラスは何するの?』聞いてきた。
『私のクラスはカフェですよ』
そう言ってニッコリ微笑んだ。
カフェにするには時間がかかったけど…。
実は最初は、定番の(メイド喫茶)と言う案がでた。もちろん男子の案。
クラスの男子のほぼ全員が賛成したのだが、空が『賛成するのはいいけど、もちろん男子もメイドの格好するのよね?』と黒い笑みを浮かべ、結局(メイド喫茶)は却下になった。
それを奏先輩に話すと『さすが、空ちゃん!』と言って爆笑していた。
まぁ…あの後、空は女子全員から感謝されてたけど…。
『カフェかー…俺のクラスはお化け屋敷だぜ?』
え!?お化け屋敷!!?
『せ、先輩は…?』
苦笑いで聞くと
『もちろん、オ・バ・ケ!!』
と言われた。