副総長との甘い恋
亮「あー、えぇ、MOIの常連客なんですよね、俺」
桜「そうなんですか〜」
なんだろ、危なっかしい人っていうか、無防備?疑うことを知らないって言うかいろいろ心配だ
亮「あの、俺、亮っていいます。今度から、俺も名前で呼んで下さい、徹夜さんだけなんか、ずるいです」
桜「・・・?」
きょとんとしてる彼女。
もう、ほんとに可愛いって
桜「りょう、さん?」
亮「はいっ」
桜「ふふっ、なんだか、おかしいです」
亮「?なんでですか?」
桜「亮さんって結構モテそうで女の人に慣れてそうなのに、名前呼んだだけで嬉しそうになさるので(笑)」
亮「俺、彼女出来たこと無いですよ」
桜「え、そうなんですか?意外です」
亮「本気で好きになった人としか、恋愛したくない派なんで」
桜「そうなんですか〜、私もね、お恥ずかしい話、そういうのなくて(笑)花だけに熱中しちゃいました(笑)」
そういうのなくて、っていうのは彼氏がいたことがないってことでいいんだろうか?え、いいんですよね?そう受け取っちゃいますよ?
プルルルルルプルルルルル
・・・っち、こんな時に誰だ
亮「はい」
徹夜「あのさ、そろそろお買い物してきてくれないかな?話し込んじゃうのもわからなくはないけど」
・・・ほんとだ、結構話し込んでた
ブチっ
亮「すみません、徹夜さんが、早く帰ってきなさいよって(笑)」
桜「あ、そうなんですか〜」
亮「はい、あ、白い百合の花と向日葵を頼まれていたんですけどお願いできますか?」
桜「はい、今回はどのように致しましょう?」
亮「たぶん、両方花束で、いただけますか?」
桜「かしこまりましたっ!」
そう言って桜さんはお店の奥の方へ行った。