【続編】裏切りゲーム~最悪な誕生日~
さてと、まず1つ目の問題は何とか切り抜けたとしてー‥。
どうするか‥‥。
『じゃあ、もう始まって5分は経つ。だからこれから別れてゲームをするとしよう』
「そうだな‥、2人が一緒にいてもな。じゃあ、頑張れよ」
『君もね、じゃあ』
小さく手を振りながら東上智は人ごみへと消えていった。
とにかくオレも移動して考えないといけないな‥。
「「あら?偶然ね」」
どこかで聞いたこえに思わず振り返る。
「あ、葵さん」
そこにはトランプのカードを持った葵さんがこちらを見ていた。
「「葵さんなんて‥、葵でいいわよ別に」」
会った初日に呼び捨てなんてハードル高すぎだろ!?
思わず顔が赤くなる。
「いや‥葵さんと呼ばせてください」
これが精一杯だった。
名前で呼んでるだけでも初日で少しハードル高いのに呼び捨てなんてオレがもたない。