【続編】裏切りゲーム~最悪な誕生日~
[あいつが人を刺したぞ!!]
人を刺した‥‥?
まさかそれも裏切りなのか??
嘘だろ!?そんなの間違ってる!!
「「‥‥続けましょ」」
「えっ」
人が刺されてもゲームを続けようという葵さんを睨みつけた。
だけど、葵さんの悲しさなのか怖さなのかそれともその両方なのかわからないが涙を必死にこらえる葵さんの顔を見て反論が出来なかった。
残り4枚、ぱっとみたところ葵さんの方が少し多い。
このままだと負けてしまう。
どうすれば‥‥。
ふと下を見たとき床には2枚のトランプが落ちていた。
きっと葵さんがトランプを落としたときに拾い忘れていたものだろう。
その時あることが浮かんだ。
そんなことはしたくない‥、だけどこのままだと‥。
そしてオレはある行動にでた。
「ちょっと足がかゆいからしゃがんでいいっスか?」
「「えぇ?別にいいけど、早くしてちょうだいね」」
「すみません、本当に」
そう言いながらしゃがみこみ落ちていた2枚のカードとオレの持っている小さい数字のカードを取り替えた。
「もう大丈夫です」
「「そう、じゃあせーの!!」」
一か八か、どうだ‥!!?