【続編】裏切りゲーム~最悪な誕生日~
葵さんの顔を見ると今までツンとしていた表情とは違い優しい笑顔で微笑み頬にひとすじの涙が零れる。
その笑顔と、涙で何もかもがわかってしまった。
いや、本当は気づいていたのかもしれかい。
あの人の不可解さに‥。
そして主催者が誰なのかも全て。
「なるほど、今は黙っておいた方がいいと思う。来るか?一緒に‥でも腕時計が」
「「大丈夫よ!私前回いたから、つけないでこっそり置いてきた」」
「前回にいた!?‥あ、そんなこと思ってる暇もなかった‥今何時!?」
「「残り20分ね、どこかわかるの?」」
「あぁ、とにかく急ぐぞ!!」
そしてオレたちは急いで体育館を後にした。
怒りと悲しみを秘めながら。