【続編】裏切りゲーム~最悪な誕生日~
さりげなく後ろを向くとそこには意外な人が立っていた。
「どうして‥‥」
言葉にしようと思っても出来ない。
それほどオレは驚いていた。
『君も呼ばれていたんだ、しかし驚いたよ‥まさか自分のゲームに呼ばれるなんて』
「東上智‥‥」
東上智は前回の主催者。
疑問もあったが今回も東上智が主催者だと思いこんでいたからオレの予想がはずれていた。
「「ん?どうしたの??その人は?」」
「え?小学生の時同じだったじゃないかー」
「「あ!そうだった!ゴメンね~」」
まさか東上智のことを忘れているとは思っていなかった。
確かに前回誰からも忘れられる存在だとかなんとか言ってたけどまさか七海も忘れているなんてな‥。
『いいえ、別にいいですよ』
東上智は少し笑っていたが目は悲しんでいた。
「残り3分か‥」
携帯電話を見ながら呟く。