【続編】裏切りゲーム~最悪な誕生日~
「「あ!私することがあったんだった!」」
まるで気まずい空気を掻き消すかのように大声をだす。
「すること?」
『うん!じゃあねー』
そして七海は人ごみの中へと消えていった。
こんな時にすることがあるのか疑問だがまた後で七海に聞くとするか。
それにしても今回も集まっている人の接点が見当たらない。
老若男女問わず体育館へ集まっている。
「なぁ、少し聞きたいことがあるんだが、前回集まった人の接点は?」
そう言いながら隣にいる東上智の方を見る。
『接点ー‥ほとんどないね』
ほとんど‥?
東上智はまるでオレの心を読んでいたかのように話し続ける。