暴走族に愛された姫
〜翔side〜





バタンッーーーー






翔「ふぅ〜…でも、かなり可愛くなってたな…こりゃマジで心配だ。襲われたりされなきゃいいけどなぁ…」


無自覚鈍感娘が…
コッチの心臓が持たねぇっつーの
まぁ姫だからガマンするけど…



姫がこの鷹華学園に転校して来たのも
俺が姫の親(華と涼)に頼んだからだ


姫には悪い事したと思ってる
だけど



俺は……

この学校にいる奴等を救って欲しいんだ


それを姫に任せる事にした



あの無邪気さと無鉄砲な考え

それからみんなを包むような優しさ

いつでも真っ直ぐで正面からぶつかってくれる強さ

何事からも逃げない信念



それを持ってるお前にあいつらを変えて欲しいんだ…





翔「お前があいつらを変えてやってくれ。あいつらの関係も何もかも。また、昔みたいにな…。」





どこか遠くを見ながら独り言を呟いた
でもそれは誰かに聞かれたワケでもなかったのに…






なぜか通じたような気がした









姫華…
















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