Blind Love
他愛ない会話の区切りがついたところで、
あのさ…
の後に突然の告白を受けた私。
でも実は、、、、、
ほんの少し、時間を遡ること1週間前。
耕汰先輩が夜勤で練習がお休みだった日、
トランペットの立松先輩の車で送っていただいた。
「ちょっと、時間ある?」
大丈夫ですよ。
って、伝えると
「真帆ちゃん、久米の事好き?」
「どうしたんですか、急に??」
「うん、真帆ちゃんさ、久米と仲いいじゃん。」
「確かに、仲はいいですよ。
でも、武先輩や、大野先輩も皆優しいし…」
確かに、その時は耕太先輩1人を好きって感情はなかったんだと思う。
「でさ、久米は多分真帆ちゃんが好き。
…だと思うんだ。」
「え? 」
「気づかない?
だけどさ、社長も真帆ちゃんの事好きなんだ。
だからさ、ちょっと考えてやって。」
社長とは----------
バンドの練習に、毎回遅れてきても、全く急がないマイペースな人で、いつからかそんなあだ名がついたんだっけ。
立松先輩の同級生で、内田先輩。
彼は、私と同じパーカッションで、一番長く一緒に活動する人だった。
「どうして、そんな話を私に?」
そんな問いかけをした私は、車内の空気がほんの少し変わったように感じた。
「俺もさ、好きなんだ。」
えっ、誰がだれを…?
「せ ん ぱ い…?」
「ごめん、社長の話してたのに。
けど、やっぱ俺もここで言っとかないと、後悔しそうでさ…」
頭がこんがらがって、すぐには返事を返すことができなくて
そんな私に、
「やっぱ、俺はないよね?
ごめん。」
って、苦笑いしながら勝手に完結しちゃう立松先輩
「嫌いではないですよ。でも、ごめんなさい。」
「謝らなくていいって。混乱させてごめんな、けど…
一度だけ、キスしていいかな?」
返事にこまってる私を置いてきぼりにして、触れるだけのkissを受けてしまった私。
「ごめん。
勝手だけど、俺のことは忘れてくれていいから、内田の事真剣に考えてやって。」
状況があまりつかめず、そのまま立松先輩の車が見えなくなるまで、見送った。
あのさ…
の後に突然の告白を受けた私。
でも実は、、、、、
ほんの少し、時間を遡ること1週間前。
耕汰先輩が夜勤で練習がお休みだった日、
トランペットの立松先輩の車で送っていただいた。
「ちょっと、時間ある?」
大丈夫ですよ。
って、伝えると
「真帆ちゃん、久米の事好き?」
「どうしたんですか、急に??」
「うん、真帆ちゃんさ、久米と仲いいじゃん。」
「確かに、仲はいいですよ。
でも、武先輩や、大野先輩も皆優しいし…」
確かに、その時は耕太先輩1人を好きって感情はなかったんだと思う。
「でさ、久米は多分真帆ちゃんが好き。
…だと思うんだ。」
「え? 」
「気づかない?
だけどさ、社長も真帆ちゃんの事好きなんだ。
だからさ、ちょっと考えてやって。」
社長とは----------
バンドの練習に、毎回遅れてきても、全く急がないマイペースな人で、いつからかそんなあだ名がついたんだっけ。
立松先輩の同級生で、内田先輩。
彼は、私と同じパーカッションで、一番長く一緒に活動する人だった。
「どうして、そんな話を私に?」
そんな問いかけをした私は、車内の空気がほんの少し変わったように感じた。
「俺もさ、好きなんだ。」
えっ、誰がだれを…?
「せ ん ぱ い…?」
「ごめん、社長の話してたのに。
けど、やっぱ俺もここで言っとかないと、後悔しそうでさ…」
頭がこんがらがって、すぐには返事を返すことができなくて
そんな私に、
「やっぱ、俺はないよね?
ごめん。」
って、苦笑いしながら勝手に完結しちゃう立松先輩
「嫌いではないですよ。でも、ごめんなさい。」
「謝らなくていいって。混乱させてごめんな、けど…
一度だけ、キスしていいかな?」
返事にこまってる私を置いてきぼりにして、触れるだけのkissを受けてしまった私。
「ごめん。
勝手だけど、俺のことは忘れてくれていいから、内田の事真剣に考えてやって。」
状況があまりつかめず、そのまま立松先輩の車が見えなくなるまで、見送った。