世界で一番怖い人

side 健也~short~

バタン___


扉が閉まり、幼馴染みである大輔は帰って行った。



いつもの俺ならなんてことなく気持ちを切り替えて勉強する。



だが、今日は違った。




何もする気が起きない。




『お前好きじゃないなら構うなよ。俺、本気だから。』


そして、さっきの大輔の言葉が頭の中をぐるぐる回っている。



俺はベッドに倒れ込んだ。
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