世界で一番怖い人
~side 健也~


「失礼します。」


俺は明日のメニューを聞くために、高村監督の部屋に来ていた。



「お、健也!これ明日のメニュー」



そう言って渡されたA4サイズの紙。



そこにはぎっしりとメニューが書かれていた。



「鬼メニューですね」



思わず本音がでてしまった。




「お前に”鬼”とは言われたくねーな」



監督はそういって笑った。
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