Taste of Love【完】
さまようように肌の上を大悟の手が流れる。
すると、そこは熱を帯びて熱くなる。それを追うようにして大悟の唇が風香の肌に口づけた。
「前も思ったけど俺の作るケーキより甘いって、お前の体どうなってんの?」
大悟は不敵な笑みで風香に問いかける。
「ん……あっ、そ、そんなこと私に聞かれても、わから……っんないし」
必死で返す風香の様子を見て、大悟が赤い舌をだして自分の唇をなめた。
その顔があまりにも男の色気を感じさせるもので、風香の心拍数を一気に上げた。
「俺の味覚狂わせるなんて、お前罪なやつだな」
額に汗が浮かんでいる。風香が思っているよりも大悟にも余裕がないのかもしれない。
「そうさせてるのは、大悟でしょ?」
「何それ?お前煽りすぎだ」
一瞬眉間にしわを寄せた大悟が、首筋に顔をうずめて激しく吸い上げた。
「あぁ……そこダメなのに」
「ダメなところほかにある? そこが好きだろ?」
首筋から顔をあげた大悟が風香の唇の端を、濡れた舌でペロリとなめた。
目の前にある大悟の顔に風香は指を伸ばした。
そして彼のセルフレームの眼鏡をそっと外した。
「それ取られると、お前のいろんなところみえねーんだけど」
不服そうに言う大悟に風香が返す。
「でも私は、あなたの素顔がみたい」
眼鏡の奥にある、大悟の瞳に訴えかけた。
「だから、煽るなって言ってんの。わかった。見えない代わりに、触れて味わって感じてやるから覚悟しろよな」
大悟は風香の返事を待たずに、それまで横になっていた風香の体を起こした。
そして、ソファの上に座った自分の上へ風香を座らせる。
「ほら、俺のこと思う存分見ろ」
目の前にある大悟の熱のこもった瞳が、風香を見つめる。
お互いの汗でしっとりとした素肌のふれあいが、心地よい。
「好きだ。風香」
甘い囁きが、風香の体の疼きを大きくした。
風香は大悟にこたえるように、彼の背中に回した腕に力を込めた。
すると、そこは熱を帯びて熱くなる。それを追うようにして大悟の唇が風香の肌に口づけた。
「前も思ったけど俺の作るケーキより甘いって、お前の体どうなってんの?」
大悟は不敵な笑みで風香に問いかける。
「ん……あっ、そ、そんなこと私に聞かれても、わから……っんないし」
必死で返す風香の様子を見て、大悟が赤い舌をだして自分の唇をなめた。
その顔があまりにも男の色気を感じさせるもので、風香の心拍数を一気に上げた。
「俺の味覚狂わせるなんて、お前罪なやつだな」
額に汗が浮かんでいる。風香が思っているよりも大悟にも余裕がないのかもしれない。
「そうさせてるのは、大悟でしょ?」
「何それ?お前煽りすぎだ」
一瞬眉間にしわを寄せた大悟が、首筋に顔をうずめて激しく吸い上げた。
「あぁ……そこダメなのに」
「ダメなところほかにある? そこが好きだろ?」
首筋から顔をあげた大悟が風香の唇の端を、濡れた舌でペロリとなめた。
目の前にある大悟の顔に風香は指を伸ばした。
そして彼のセルフレームの眼鏡をそっと外した。
「それ取られると、お前のいろんなところみえねーんだけど」
不服そうに言う大悟に風香が返す。
「でも私は、あなたの素顔がみたい」
眼鏡の奥にある、大悟の瞳に訴えかけた。
「だから、煽るなって言ってんの。わかった。見えない代わりに、触れて味わって感じてやるから覚悟しろよな」
大悟は風香の返事を待たずに、それまで横になっていた風香の体を起こした。
そして、ソファの上に座った自分の上へ風香を座らせる。
「ほら、俺のこと思う存分見ろ」
目の前にある大悟の熱のこもった瞳が、風香を見つめる。
お互いの汗でしっとりとした素肌のふれあいが、心地よい。
「好きだ。風香」
甘い囁きが、風香の体の疼きを大きくした。
風香は大悟にこたえるように、彼の背中に回した腕に力を込めた。