Taste of Love【完】
「ちょっと近いよね?」

「そうか? もっと近づきたいの俺だけ?」

大悟のストレートな物言いがくすぐったいけれど嬉しい。

風香は首を左右に振った。

「じゃあ、俺が店のチェックしてくる間に出れる準備して?」

「あの……どこに?」

急に立ち上がった大悟に驚く。

「どこって、俺の家。それとも、もう一回ここでする?」

「し、しない!」

慌てた様子の風香をみて大悟はおかしそうに笑う。

「おっと、その前に」

大きな体を曲げて風香に口づけてきた。

それは、風香が食べたどんなスイーツよりも甘くて。

(これなら、スイーツ嫌いもすぐに治りそう)

そんなことを考えながら、大悟のキスをうけいれたのだった。




大人の恋は甘さ控え目?

いえいえ、大人の恋こそ甘さたっぷりで。

甘いスイーツで結ばれたふたりの恋のレシピ作りは、今はじまったばかりだ。

END 
 
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