Taste of Love【完】
◆久しぶりの生クリーム
ようやく地上へ出て来た蝉が、ここぞとばかりに鳴いている七月の初め。
企画室では、風香の提案した企画が本格的に取り組まれ始めていた。
そして今日の会議には、監修としてこの企画に携わる大悟も参加するとあって朝からいつもよりもフロア全体が慌ただしかった。
「結城―!会議の資料これで全部か?」
松林に声をかけられて、パソコンを操作しながら返事をする。
「今アウトプットしてるのが最終版で追加。レイアウト直しに時間かかってごめん」
ギリギリまで翔太にダメだしされていた資料をやっとの思いで完成させた。
プリンターから資料が排出されるのを確認して、両手を顔の前で合わせて謝る。
急いでその資料をもってコピー機の前に移動した。
人数は少ないからそこまで時間もかからない。
風香はコピーした資料をもって向かいの部屋の会議室に向かった。
そこでは雅実がすでにプロジェクターなど会議で必要なものを取りそろえていて、私は他の資料がならんでいる横に今作ったばかりの資料を並べていた。
すると、そこに翔太と大悟が並んで現れてそれに続き企画室のメンバーが会議室へと入ってきた。
企画室では、風香の提案した企画が本格的に取り組まれ始めていた。
そして今日の会議には、監修としてこの企画に携わる大悟も参加するとあって朝からいつもよりもフロア全体が慌ただしかった。
「結城―!会議の資料これで全部か?」
松林に声をかけられて、パソコンを操作しながら返事をする。
「今アウトプットしてるのが最終版で追加。レイアウト直しに時間かかってごめん」
ギリギリまで翔太にダメだしされていた資料をやっとの思いで完成させた。
プリンターから資料が排出されるのを確認して、両手を顔の前で合わせて謝る。
急いでその資料をもってコピー機の前に移動した。
人数は少ないからそこまで時間もかからない。
風香はコピーした資料をもって向かいの部屋の会議室に向かった。
そこでは雅実がすでにプロジェクターなど会議で必要なものを取りそろえていて、私は他の資料がならんでいる横に今作ったばかりの資料を並べていた。
すると、そこに翔太と大悟が並んで現れてそれに続き企画室のメンバーが会議室へと入ってきた。