きっと上手くいく
紺色のスーツ
白いワイシャツ
太目のネクタイ。
品物は良さそうだけれど
服が気の毒になるくらい似合わない。
お笑い芸人か?
首が苦しそうだな
ワイシャツのサイズ小さい?
コロンとした体形
小突いたら転がりそう
マトリョーシカみたいだな。
黒縁の眼鏡をかけて
おどおどしながら、千尋の隣に座る。
小さな目が泳いでるぞ。
いじめたくなるタイプだ。
「区役所に勤める、石橋健一さん」
千尋は俺に紹介する。
堅い名前だと思ったら
公務員かよ。
「こちら私の同棲相手の山岸和也君。ホストやってる」
千尋は笑顔で紹介するけれど
絶対友達にはなれない
なりたくない
お互い
接点のないタイプ
つーか嫌いなタイプ。
「どうも、石橋です」
区役所野郎は俺に名刺を渡すので、鼻で笑ってジャンプの上に捨ててやる。
そいつは目をガチにして
俺から目を離さない。
ってか
何だよコイツ。
そう思っていると
その答を出したのは千尋だった。
白いワイシャツ
太目のネクタイ。
品物は良さそうだけれど
服が気の毒になるくらい似合わない。
お笑い芸人か?
首が苦しそうだな
ワイシャツのサイズ小さい?
コロンとした体形
小突いたら転がりそう
マトリョーシカみたいだな。
黒縁の眼鏡をかけて
おどおどしながら、千尋の隣に座る。
小さな目が泳いでるぞ。
いじめたくなるタイプだ。
「区役所に勤める、石橋健一さん」
千尋は俺に紹介する。
堅い名前だと思ったら
公務員かよ。
「こちら私の同棲相手の山岸和也君。ホストやってる」
千尋は笑顔で紹介するけれど
絶対友達にはなれない
なりたくない
お互い
接点のないタイプ
つーか嫌いなタイプ。
「どうも、石橋です」
区役所野郎は俺に名刺を渡すので、鼻で笑ってジャンプの上に捨ててやる。
そいつは目をガチにして
俺から目を離さない。
ってか
何だよコイツ。
そう思っていると
その答を出したのは千尋だった。