きっと上手くいく
サクサクサクッと話が進み。
求人先の会社も
なるべく早く人手が欲しいって内容なので
急だけど明日面接。
ありがたい。
絶対決めたいこの職場。
ホストより収入は落ちるけど
それは仕方ない。
実家の仕送りをストップするから
何の問題もない。
だいたい
フツーの人間は
このくらいの金額でやっていってるはず。
だから俺もできるはず
いや
俺達もできるはず。
「明日頑張ります」
最上級の笑顔をお世話になったおばさんに返し、俺は晴れやかな気分でハローワークを後にする。
千尋の好きな店でケーキを買って帰ろう。
そろそろ
デブ来ないかな。
千尋に呼び出してもらうか
明日の面接に備えて
公務員のアドバイスが欲しい。
デブの分もケーキを買おう。
って
デブが来なくなって
寂しい自分の気持ちに気付く俺。