恋愛心工事中。
『そうですけど?』
金髪の男はエプロンに付いている名札を見せた。
"歌館 STAFF 黒崎 壱"
い、壱!?
珍しい名前…
ってかよくよく見ると、かなりの美形。
でもロンゲは無い!!!
(↑こんな緊急事態でも男を否定)
『このような事をしたお客様には出て行ってもらいますが?』
にっこりと笑いながら怖い事言うな……。
『…ちっ』
男は悔しそうに帰っていった。
多分店を出ただろう。
『大丈夫?』
金髪男があたしを見た。
だーかーら!!怖いってば!!!!
「だ、大丈夫です…」
ってかこの人若いな…
身長高いけど、あたしと同じくらいに見える。
バイトしてんのかな?
『なら良いけど。
つーかあんな男にノコノコついてった訳?』
……何こいつ!?