恋愛心工事中。
あたし達の目の前に広がる光景…それは…
「綺麗…」
暗闇の中に輝く、無数の宝石のような光。
「な、何これっ!?
ヤバくない!?」
あたしも柵に手をついて身を乗り出した。
爽やかな風に、広がる輝かしい夜景。
あたしの目は、いくつもの宝石のような輝きを映した。
「凄ーいっ!!」
丘のような上は、やはり展望台みたいで。
望遠鏡も取り付けられている。
しかし、人が20人も入れないだろう。
せいぜい入って、10人弱ってとこ。
柵が周りを囲っていて、手前には木々、目の前に広がるのは夜景。
その宝石に見えるのは、ビルの灯りや、橋についているライトや…
夜空に輝く星も……
全てが宝石のように…もしかしたら宝石よりもっと…輝いていた。
「…ヤバ……」
あたしからは自然とため息が出た。