恋愛心工事中。
『幸せなのかな』
壱が小さくポツリと呟いた。
「……へ?」
『これ書いた奴らってさ今幸せなのかなーって思ってさ』
……さすが。
さすがキザ野郎は言う事が違いますな(おい)
「この願いが叶ってなかったら、このスポットも終わりじゃん」
あたしは色とりどりの宝石達を眺めながら、そう言った。
『だよな。
こんなジンクス作って何になるんだろ』
………え…
壱を見ると、その綺麗な横顔が夜景を見ていた。
…壱って…まさかの…
「もしかしてジンクス信じないたち!?」
信じそうだよ!?
壱は!!
キザ野郎だもん!
(↑おいおい)
『正直言って、俺、夢見がちな奴って嫌いなんだよな。』
意外ーっ!!
「ロマンチストって感じするのに…」