恋愛心工事中。
――
ドーンッッ
『綺麗~』
『すっげぇな…』
隣から有美と京司の、ため息みたいな声が聞こえる。
『綺麗さは、美羽には及ばないけどな』
「花火の火薬ん中入れてやろうか!?」
そんなキザ発言をしたのは勿論、壱。
花火大会へ来た。
メンバーはあたし、壱、京司、有美。
京司のクラスに休み時間行ったところ、音緒さんは用事があって行けないんだそうだ。
だから、あたし達と来る事になった。
しかも、学校を出て向かったのは有美の家。
゙超可愛い浴衣が2つあるから着てこっ゙とかテンション高く有美は言って、あたしを連れていったのだ。
あれは無理やり…。
あたしは浴衣なんて着たくなかったのに!!
有美に強引に着せられ、待ち合わせの時間に。
そして、渋々有美と学校へと向かった。