恋愛心工事中。
「有美…お昼さ…屋上で食べよ?
それで話すよ」
あたしが言うと、有美は驚きの表情であたしを見た。
『無理しないで良いんだよ!?』
違う、違うよ。
「有美には言っておきたいの」
あたしをいつも支えてくれて、笑い合ってくれて…
それに何度助けられただろうか。
『私でも…良いの?』
有美の問いかけに、あたしは笑顔で頷いてみせた。
………その時。
『おはよ』
…………っ、
「おは…よ」
壱が居た。
『ったく…皆、マジ昨日心配したんだからな?』
………え?
『後ろ見たらお前居ないし…電話かけたらずっと通話中だし!それで電話したらやっと出て…』
あたしに説教するように言う壱。
『そしたら急に電話切れて…マジ焦って…2人に断って探しにきたら、琉依と居るし…』
壱はその綺麗な金髪を、グシャグシャッとかいた。