恋愛心工事中。
『あははっ♪
大丈夫だって!』
……わぁ~…
笑顔がめちゃくちゃ可愛いなぁ…。
あたしは今度こそ自分の席に着いた。
『あ、あたしだけが美羽ちゃんの名前知ってんの、おかしいよねっ』
その女の子はあたしの方に振り向いた。
『あたし、土屋有美!宜しくね!』
可愛いぃ~……
……って、えぇ!?
「土屋!?」
あれれ!?
あかさたな、はまやらわ…だよね!?
笹崎と土屋だったらあたしの方が前じゃないの!?
(てかいきなりさ行の一番最初から、た行の三番目!?)
「笹崎と土屋って…笹崎が前じゃない?」
あたしが言うと、有美ちゃんは固まった。
『あぁっ!!そうだよ、あたしのバカ!!』
あたし達はもう一度確認すると、あたしが前、有美ちゃんが後ろだった。
笹崎から土屋まで一気にいくのは本当だったけど。
『あははっ!
ごめんね~っ!!』
「何か2人して勘違いしてたね!!」
初めて会った人なのに、大笑いした。
それからなんだ。
有美との付き合いは。