恋愛心工事中。
一緒にお昼食べてくれる人居ないかな~…。
壱もお昼の時間になったら、さっさと教室出ていったし。
最近元気無いような気がする……
あたしは教室から出た。
今日はお母さんが寝坊してお弁当を作ってくれなかったからなぁ~。
有美と購買のパンか食堂で食べようと思ってたのにぃ。
「…食堂行こう」
あのおばちゃんと話してようかな。
食堂に居るおばちゃんは人気者で、最近の流行りなんかも知っている。
だから話していても楽しい。
あたしは食堂へと足を進めた。
――
『美羽ちゃん!!』
食堂のおばちゃんに顔を覚えられているあたし。
『元気かい?』
ニッコリ笑うおばちゃん。
「元気元気♪」
『それは良かった良かった♪』
食堂は珍しく人が少なかった。
『何食べる?』
「ん~……」
その時、あたしの隣に誰かが並んだ。
「じゃー…」
「『讃岐うどん一つ!』」
…………ん?