恋愛心工事中。
「や…別に良いけどさぁ~…」
予想外な出来事。
『美羽が何となく、黒崎君と話してるのは分かったんだよね…。壱って言ってたっけかぁ?』
複雑な表情で考える瑠璃。
7月の暑さも感じさせない瑠璃だ。
いつでも涼やかな感じがする。
『本当に、付き合ってないの!?』
…………。
「う、ん」
付き合う…のかな。
あたしが壱に思いを伝えたら、壱と付き合うの?
想像出来ないな…
壱が瑠璃とお似合いだって思うのって、かなり重症じゃ…
(うん、重症)
『黒崎君は美羽が好きなんだよね?』
……っ、っ!?!!?
「な、なな!?」
『やっぱりね…』
瑠璃は寂しそうな表情をして、箸を置いた。
『黒崎君さ、見ててバレバレ。
誰が見ても美羽が好きって分かるよ』
………え。
あたし、分かんなかったんだけど?(汗)
(やっぱり重症)