恋愛心工事中。
『黒崎君面白いねぇ☆』
『あ、どーも!』
有美は自己紹介した。
『ところで、2人知り合い?』
有美があたしと黒崎を交互に見た。
「この間のカラオケの…」
なんか言うの恥ずかしいっ!!
「た、助けてくれた人!!」
出来るだけ早口に言った。
『えぇっ!?黒崎君が!?
あのカラオケでバイトしてたの?』
『うん。そう。
それで美羽助けた。』
てか呼び捨てかよ。
なんか、こいつ怖いって言うより、ウザイ!!
むかつく!!
男は勝手にこう分類する。
1.怖い(カラオケの奴ら等)
2.ウザイ(黒崎)
3.キモい(オタク)
…あたし毒舌だね…(苦笑)
そう、黒崎は、馴れ馴れしい性格も、外見も嫌だ。
ロンゲはない!!
切ってやりたい~っ!!
(↑怖)
『最近ここ引っ越して。
それでこの学校に来た。』
『凄い!!それって運命じゃん!!』
Σ有美まで!!
『美羽も何か怖がってないし!!』
『怖がってない?』
「あたし男大大嫌いだから。
あんたはウザイ分類に入る。」
あたしは喧嘩覚悟で言ってやった。
こいつ、喧嘩弱そうだし。
妙な自信が、あたしにはあった。