恋愛心工事中。


「じゃあ、空いてる日に連絡してくれる?」

『ん、分かった。
ごめんな?』

「ううん!全然!」




あたしの必死さに、琉依は思わず笑みをもらして、





『分かってる。
この間の花火大会の時の事だろ?』




…やっぱり……



分かってたんだ…






『俺も、美羽に会ってから色々話すから。ごめんな』


「大丈夫だよ!!
じゃあ…連絡宜しくね」



『うん。じゃあな』





琉依の言葉と共に、通話を切った。





まだドキドキと心臓は揺れていて、鳴り止みそうにない。



「はぁ……」

緊張した………






でも…明日…


壱にどんな顔して会えばいいのかな…






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