恋愛心工事中。
目も眩む程の太陽が、あたしの体を焼き付けるようだ。
「焼けるー…」
日焼け止めを塗っていても不安だよね。
夏嫌いっっ!!
まぁ、水泳が気持ちよくできる季節だけど。
スタスタと歩いて辿り着いた教室。
あたしは頭に何の考えも無く、その扉に手をかけた。
ガラガラッッ
………あれ?
涼しい……
何故かエアコンがついた教室は、適度な涼しさ。
『……美羽』
何の前触れも無く。
「……壱…」
自席に座って本を読んでいる…壱がいた。
………何故?
体が硬直して、身動きがとれなくなる。
…待ってよ。