恋愛心工事中。


有美に花火大会の事や、壱や琉依の事を話した

あの屋上で見上げた

あの空








壱みたいに
輝いた太陽と

壱みたいに
大きな暖かい空と

壱みたいに
柔らかく優しい雲




全て 全て 全てが








あたしには必要でした。





「……グスッ」



周りの人にバレたかもしれないけど、でも良い。








あたしの気持ちは変わらないから。




この空 太陽 雲





壱みたいな優しさ
暖かさ 輝き










…好きだから。


ただ、単純に。




だから、あたしは失いたくないの。






優しい笑顔も
無邪気な笑顔も

暖かい瞳も
大きな手も

あの温もりも







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