恋愛心工事中。
………っ!?
ビクッとした体を抑え、振り返ると…
『随分可愛い姉ちゃんだなぁ。こんな所で何してんだ?』
大きな細長い木を肩に担ぎ、頭にタオルを巻き…がっしりとした体。
髭も格好良い。
年齢は30後半といったところだろうか…?
あたしは緊張する心臓を抑えながら、口を開いた。
「か、勝手に入ってきちゃって…ご、ごめんなさい!」
カミカミのあたしを見て その男の人は白い歯を見せてガハハ、と笑った。
体格も身長も相当な物。
肌がこんがり焼けてる。
一見怖そうだけど、笑うとタレ目になって優しくなる。