恋愛心工事中。
『美羽!?』
…………え!?
「琉依っ!!」
たくさん周りに居るオジサン達の間から見える…
頭にタオルを巻き、タンクトップでダボダボの作業ズボン。
汗が垂れている琉依が、あたしを見ていた。
き……………
「救世主!!」
あたしは琉依を見て叫ぶように言った。
オジサン達は あたしの声に反応して、後ろを振り向いた。
『おー琉依の知り合いだったのか!!』
先程の体のデカいオジサンが大口を開け笑いながら言った。
…楽しそうな人…(何それ)
『親方!!
知り合いと言うより……恋人同士なのでは!?』