恋愛心工事中。
『うん、付き合ってるよ?』
…………!?!?!
あたしはガバッと起き上がって黒崎を見た。
あたしは必死に頭を横に振った。
「こんな男と付き合ってる訳無いでしょ!?」
ありえない!
瑠璃は゛何だぁ~゛とホッとした様子。
『あはは。冗談。』
黒崎はにこやかにしている。
『美羽寝てるみたいだしさ…一緒に勉強しない~?』
『じゃ俺も寝る。』
はぁ!?
黒崎は机に突っ伏した。
顔はあたしに向けている。
『え~!!
まぁ仕方ないやぁ…。
じゃあね、黒崎君♪』
瑠璃は残念そうに戻って行った。
あたし達は、机に突っ伏して、顔はお互いを見ている。
「瑠璃可哀想っ!!」
『そうかもな』
「あんたが好きなんだよ?」
『……うん』
「それなのにさ…」
『………俺』
真剣な瞳をあたしに向けた。
………っ。
何でこんな…ドキドキするのよ?
こんな奴嫌いなのに…
あたしの心臓は揺れた。
『……俺、』
黒崎がもう一度言った。
『……美羽の事、』
キーンコーンカーンコーン
黒崎が言いかけた時、丁度よくチャイムが鳴った。
『はい、そこまで。
今日は終わりー。』
先生がそう言って教室を出て行った。
……………え?
何?