恋愛心工事中。


「そしたら分かったの…壱がかなり強引で甘えてくる奴だって事」


琉依が、涙を流しながら微笑んだのが分かった。






「壱には琉依の事、相談したの…その時に告白されたり…夕飯食べたり…」




頭の中に、フラッシュバックする映像。




壱の笑顔。
壱の悲しそうな顔。

壱と行った場所。





あのファミレス。

同じ学校の人に会わないかと、あたしはビクビクしてたね。





あの夜景。

壱はあそこで琉依が本当はあたしが好きだった事を話してくれたね。


本当は壱が泣くハズなのに…あたしが泣いてしまった。






そして、あの公園…


琉依の事を相談して、抱きしめ合っていたね。





あの時の壱の香り。
紫陽花………







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