恋愛心工事中。
「あたしは…もう琉依を救う事は出来ないかもしれない…だけど…」
涙で揺れる視界。
抑えられなかった。
「琉依が背負っている重みの事は…誰よりも分かってるつもりだよ…っ」
父からのプレッシャー。
暴力、仕事、1人。
母の家出………
いくら大人っぽくても、いくらタバコを吸ってても、いくら働いてても。
琉依は、あたしと同じ、17歳なんだ。
それで、辛くない訳が無いよ。
悲しくない訳が無いよ。
「……ひっ、く…」
『………っ』
琉依は、大粒の涙を流して肩を震わせた。
琉依………
あなたの背負っている、沢山の重み…
何も分かってあげられなかった自分…
胸が痛いよ………