恋愛心工事中。
あなたが教えてくれた、恋愛心。
『美羽が恋して幸せなら良い。…だから……』
琉依は、優しげな瞳をあたしに向けた。
『もう俺達は会わない』
……………え……
心臓が、ドクンと大きく揺れた。
「え…?どういう…」
『聞いたままの意味。』
何、それ…………
「待って…!あたしは、琉依が1人暮らしで淋しい思いとか…あたしより何倍も辛い思いしてるからっ…」
琉依を救う事は、あたしには出来ないかもしれない…
けど、あたしは出来る事なら琉依に会って話したりしたい。
それで、琉依の淋しさが埋められるのなら……
『ありがとな。
けど、俺はこの生活にも慣れたし…1人でもやっていける』
琉依のタバコの煙りが目に染みる。