恋愛心工事中。
『……美羽、鈍感。』
っんな!?!?
今のにはキレましたよ、笹崎さん。
「何が鈍感なの!?!
言ってくれなきゃ分かんないっ!!」
『それが鈍感なの。』
そう言って黒崎は、再び黒板へと戻った。
む…ムカつく!!
何なのあの態度!!
嫌な感じっ!!
あたしは八つ当たりするように、日誌に書き殴った。
(↑怖)
……馬鹿馬鹿っ!!
何が鈍感よ……
何か、凄く悲しくなった。
こんな事で泣いたら馬鹿にされる。
目に溜まった涙を何とかこぼさないように我慢した。
…何だか、無償に悲かった。
「…っ」
何でだろ、あたし病気になっちゃった?
必死で涙をこらえていると…
『美羽?』
黒崎が、驚いた目であたしを見ていた。
……やばっ…
あたしは急いで顔を腕で隠した。
……見られた。