恋愛心工事中。
明日も明後日も、こんな調子だったら…どうすればいいんだろうか。
電話もメールも、また無視されるに決まっている。
辛いけど………
あたしから壱を直接探し出して、話すしか手は無いんだ。
「有美」
『……ん?』
あたしは有美を見て、
「明日も明後日も…壱と話せなかったら、かなり時間がかかると思う」
有美もあたしを真っ直ぐに見つめてくれていた。
「それでも良いなら……あたしのそばに居てくれる?」
泣きそうになって、つい震えた語尾。
有美は優しく微笑んで、あたしの手をそっと握った。
『美羽もバカな質問しないの。…あたしで良かったらそばに居るって、言おうと思ってたんだから』
………有美…
「有美こそ、バカなこと言おうとしてたんじゃん」
『失礼ね!!』
ありがとう、有美。
いつもいつも…
支えになってくれて…
有美が居たから、ここまで来れた。
琉依と話せた。
……ありがとう。