恋愛心工事中。
『……黒崎の事、好きなんだろ?』
京司の優しさに
胸がつまる
「………」
無言のまま頷くと
京司が微笑んだ
『よし!!
それなら今から黒崎に会いに行くぞ!!』
あたしの腕を握り、立ち上がった京司を見て、あたしはポカンとする。
「…………は…?」
『だから!!
今から黒崎に会って、
気持ち伝えろよ!!』
京司はそう言うと、
ドアに置いた
モップをどけて、
歩き出した。
「待っ…
てか今何時!?」
昼休みに佐々木君に呼び出されたから…
『今5限目
始まってるな』
「そしたら壱、今授業受けてるじゃん!!」
あたしの言葉に
口の端を上げた京司が
振り向いて
あたしを見た
『まぁ、
着いてこいや』
………………。
京司が………
ヤクザにしか
見えないーっ!!(泣)