恋愛心工事中。
そして数分後。
「ぎぃやぁああ!!!!!」
『うっせーな!!
黙れコラ!!!!!』
京司の罵声と
自転車のスピードに
恐怖しながら、
あたし達は、
学校を抜け出した。
「ねぇ…っ!!!
壱は本当に学校には居ないわけ!?」
京司の自転車に、
京司の後ろに乗り
2人乗りをする。
京司は猛スピードで自転車を漕いでいるうえに…
その恐怖で喚くあたしにど突く京司は怖すぎる…(泣)
『ったく、居ねぇっつってんだろ!?少しは俺を信じろよ!?』
「だってー!!(泣)」
怖すぎるー!!!!!
死にそうになりながら、急な下り坂を下っていく。
…………あれ…?
今まで恐怖で、ろくに前を見ていなかったけれど……
今気付いた。
「……この道…」
風景が、
完全に重なった。