恋愛心工事中。
『けど知ってるんだよ!!お前が何でイギリス行くのかは…だけど……』
京司は悔しそうに
壱を見た
京司は困惑してる
認めたくない
きっとそう思ってる
『石橋、早く戻りなさい。
黒崎と話したいならHR終わってからで……』
『いや』
政え先生の言葉を
遮ったのは
壱だった
『石橋とは今すぐ話したいことがあります……すみません、抜け出して良いですか』
壱は真剣な表情で
政え先生を見た
『お願いします』
その壱を見て
政え先生は渋々、
『最初で最後だぞ。
私が普通に生徒をHRや授業中に外に出すのは』
政え先生の言葉に
壱は軽く頭を下げた
『あの2人にも
来てほしいんです』
壱は
あたしと有美を見た
…………え…?
『お願いします!!
今日で別れだから…本当に仲良くしてくれたんです』
そう言う壱を見て
政え先生は苦笑いした
『じゃあいい。
これでHR終わり。
他の奴らは何してても良いから』
やっぱり政え先生は
テキトー政え先生だ。