恋愛心工事中。


壱と京司と
有美とあたしで

本日二度目の屋上。


夏の日差しが当たらない
日陰に座る皆。






壱と京司が並ぶと
凄く格好良い。

背の高い2人は
迫力もあるし。







『黒崎の父さんが…
倒れたんだって?』


京司の切り出した言葉に
壱は静かに頷いた




『婆ちゃんから電話がきて…急に発作出して倒れたって。
多分出張続きなのにイギリス行って婆ちゃんに会って…疲労が溜まったんじゃないかって』


『無事なのか…?』



皆が壱を見つめる。




『とりあえずは。
今は安静にしてるけど…やっぱりちょっと危ないみたいで』


『病院に居んの?』

『ああ。
婆ちゃん家の近く』



詳しく聞いていく京司が
凄いと思った。


あたしは怖くて
何も聞けないから。




京司は本当に、
凄いな


< 345 / 440 >

この作品をシェア

pagetop