恋愛心工事中。
『あたし達は行こっか』
皆が黙り込んだ時
有美が京司を見て
そう提案した
………………
『だな。
何時に行くの?』
京司が壱を見る。
『8時には出発する』
壱が答えると、
京司はニヤリと笑う。
『なら水泳部、
見にこねぇ?』
京司のその言葉に、
思わず固まった。
『えっ、ちょ!?
あたしは!?』
吹奏楽部所属の有美は慌てたように自分で自身を指差す。
『土屋も水泳部くる?』
京司は明るく笑う。
その笑顔に、
少し心が和らいだ。
『じゃあ行くよ。
美羽の泳ぎ、まだ見た事無かったしな』
壱はニコリと笑う。
『だから!!あたしは!?』
騒ぐ有美を睨む京司。
ちょ、怖いって!!!!
京司、冗談でも人を睨むのやめて!!
有美怖がってる!!!
『水泳部来れば?』
その京司の言葉に、
震えていた有美も
京司を睨み返した。
強っっ!!!!
さすが負けず嫌い!!
『行ってやろうじゃないの!!あんたの泳ぎは見ないけど!!?』
『おう来いや!!
望むところじゃ!!!!』
喧嘩する前にしか見えないよ、この人達…(汗)