恋愛心工事中。
バス停に着いて
バスが来て
学校へ向かった
一番後ろに座って
あたしは窓の外を見る
窓ガラスに映った自分が
凄く疲れた顔してた
「……………」
バスが止まり
人々が降りてゆく
やがて発進しようとした時
あたしの前に
大きな影がかぶった
「…………」
何かと思い、
前を見る………と。
「んなっ!!!?」
バスに乗った人々が
皆あたしを見てきた
『どうされました?』
運転手さんにまで
マイク通して聞かれた…
「何でも無いです!
ごめんなさい!!!」
声を張って言うと
バスは発進した
あたしはすぐに、
隣に座った人を見た。
「何で居るの!?
家、こっちじゃないでしょ!?」
小声ながら
その人に言う
『昨日来なかったろ』
そう横目であたしを見て
足を組み
偉そうなダルそうな
そんな姿勢。
あたしの隣には
京司が居た
「…………っ」
壱が水泳部来た時
行かなかったから…
『気になってわざわざ同じバスに乗ってやったんだよ。学校に着いてからじゃ落ち着かねぇしな』
…………せっかち……