恋愛心工事中。
「あっ!クレープ食べたいクレープ!!!」
目の前にあるクレープのワゴンを発見し、指を差して主張する
『お前な……
もっと落ち込んでるんかと思ってたのに食い意地すげぇな』
京司が言葉にトゲをつけて睨んでくる
「もう決めたって言ったでしょ!?後悔とかしたくないし!!!」
ちょっとした
強がり、だけど……
『別に良いけど。
じゃ食べる?』
京司はポケットに手を突っ込んでダルそうにあたしを見た
「うん!!!」
途端にクレープ屋まで小走りするあたし。
クレープ屋に着いて、クレープのサンプルが飾ってあるのを見て選ぶ。
どれにしよっかな~♪
迷うあたしの背後にやっと辿り着いた京司が、苦笑いするのが見えた。
『ガキ』
そう言って、京司もサンプルを覗き、選ぶ。
『決まった』
「早っっ!!!」
サンプル見て
何秒したよ今!!!
『まだ決まってねぇの?
女っていっつも迷うよな何かしら』
「男だって迷う人居るでしょ!?京司が早すぎるだけー!!!」
そんなあたしを無視して、
既にレジで注文する京司。
………早いよ…
てか店員さん(女)が
京司のこと、目ハートにして見てるよ……