恋愛心工事中。


あたしを呼んだ男は、
キャップを目深に被り、
白銀と言ったら良いのか…
白く光る髪の毛。




こんな奴と絶対にあたし
接点無いよ!?!!?





今だ京司に睨まれて慌ててるあたしに、男は不満げに口を開いた。








『直希だけど?
覚えて、ない?』




…………………

直希ぃ?
その名前、
もったいないな、こいつに……



…………は……………





「ああああっっ!!!
カラオケでっ…!!!」

『合コンした仲でしょ?』

『合コン!?てめぇこんな奴らと何してんだ美羽!!!』



お、思い出したーっ!!!



前に有美が強引に、あたしを合コンに誘った時……大学生のコイツらとだったんだ!!!!


それで、あたしの隣来て……しつこくして……襲われそうになったんだよあたし!!!





『やっと思い出したね』

ニヤッと笑う直希に
背筋が凍る




『てめぇ何か美羽に手ぇ出したんか?その汚ねぇ手でよぉ?』


京司……
恐ろしいよマジで……




しかし……
まさかこんな奴らと
こんな時会うとは!!





『あ、直希、俺も思い出した!!何か見たことあると思ったんだよ!!一番ノリ悪かった奴!!』


………なっ…(怒)


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