恋愛心工事中。


他の男達が思い出した!!と、口々に騒ぎ出す(その度ノリ悪かった奴と言われる)




「ふざけんなよ!!!!!
あんたらみたいなのと居たらノリ悪くもなるわ!!!」


思いっきり罵ると、
辺りが急に静まる。



…………………

何であたしの時だけっ!!?





『俺ら用あるから。
お前らみたいなのと付き合ってる暇無いんだよゴリラ共』

『あぁ!?んだと狼男!!!』

『ごめんそれ俺にとって褒め言葉』

『くそっ!!!』




京司があたしの腕をとって、速いスピードで歩き出す。




『あっ美羽ちゃん!!!』

直希があたしを呼ぶ。




………だからキモいって…


渋々、京司に引っ張られながら、顔だけ振り返ると、直希が駆け寄ってきた。




『これ』

何かの紙を渡された。




…………は?

「電話番号だったら
蹴り飛ばすけど?」


笑顔で毒を吐くと
直希はこう言った












『俺が襲った時、美羽ちゃん助けてくれた奴から』







……………………





「……………は…っ?」


そう言って直希は立ち止まり
あたしは引っ張られ




紙を持ったまま
あたしは固まっていた


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