恋愛心工事中。
―数十分後
『『『『『「出来たぁ~!」』』』』』
ついに、ガトーショコラ完成っ♪
友達が先生を呼びにいった。
『美味しそう~♪』『超傑作じゃね!?』
すると先生が来た。
『まぁ美味しそう!素晴らしいわ。
あ、後で男子が試食しに来るみたいだから!』
...へ?
「試食?」
あたしがポツンと呟くと...
『先生、本当ですか!?』
今のを聞いていたらしい瑠璃が興奮気味にやってきた。
『ええ。スポーツの後だし、甘い物は喜ばれるはずよ。』
そんな先生の言葉を聞いて、カスタードプリンを作っていた瑠璃は嬉しそうに笑っていた。
きっと黒埼にあげるんだよね?
瑠璃の席には、可愛らしいラッピングが見える。
それで包んであげるんだよね...
想像してみた。
瑠璃が黒崎にプリンをあげるところ。
お似合いな二人。
嬉しそうに笑う二人。
...なんて馬鹿なんだろ。あたし。
自分で考えて、また変な気持ちになっちゃった...