恋愛心工事中。


わー………汚いところがよぉく見える(嫌味)



『黒崎もバカだな?
こんなところから何かを探し出せと?』

「ほんとだよね!!」



2人で壱の愚痴をブツブツ言っていると








『英語分かりません?』



背後から
恐ろしく低い声…………




『「ぎょおおっ!?!!?」』

振り向いたあたしと京司は


背後に居た
キレた笑顔の店員さんに
悲鳴をあげた




『何て書いてある?ねぇ何て書いてある?困るんだよねこういう世間知らずな若者は』


そう言って
扉の"STAFF ONLY"を指差す
店員さん。


キレてる……!!
めっちゃキレてる!!

けど実はこんなだらしないところを見られたから焦ってんだよ絶対(勝)




『美羽、ここは俺に任せて中に入って探ってろ』


そう言って京司は



「ぐは!?!!?」



あたしを汚い部屋に押し込んで、扉を閉めた。



ひどーーい!!!!!




京司が寄りかかっているらしく、扉は開かない。


こんな汚いところから
探し出すとか無理ー!!



だが、耳をすますと………





『テメェはおっさんの癖にこんな時給安いところで働いてんだな?あ?脳が無いから前の職場首にされたか?家族を養っていけねぇぞ?…あ、独身か!悪ぃな』

『殺す!!二回殺したる!!!(泣)』




………とても出れない…(怯)


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