恋愛心工事中。
「……………」
ドクン、ドクン
心臓も
箱を持つ指先も震えて
「…………」
そっと箱から紙を外して
開いてみる
………どうしよう
どうしよう
これを読んだら
……これを読んだら…………
そっと手紙を開くと
綺麗な字が並んでいる
ドクン、ドクン……
目で追い始める
"美羽へ
俺はこんなことでしか
美羽に感謝できません
美羽がこれを見つけてくれるのは、いつになるか分からない
でも、これを読んでくれてるのなら、俺は嬉しいです"
……………………
先を読む度に
霞む視界。