恋愛心工事中。



「有美!」
『男子呼んできたよ?』


あ、ホントだ。


あたし達の班のテーブルには数人男子が座っていた。




...近くには座りたくないっ!
(平気なのは本当に京司だけ)





『あ、すんません、何か』
京司が有美を見た。


『いえいえ...』
有美はちょっと怖がっている。



だーかーらー!
平気だってば!






「この人はあたしの親友の土屋有美だよん♪」


あたしは有美を紹介した。



『そうなんスか!
俺二年二組の石橋京司です!宜しく!』


笑顔の京司に、有美も安心したようだ。




『有美でいいよ!宜しくね!』





良かったぁ~!
もう、全く変な噂流す人もいるなぁ!





「じゃあ京司も食べなよ!」




噂を知っているのか、テーブルに座るあたしと有美以外の人は青ざめていた。




まぁこの外見じゃね...誤解されるわっ







『ってコレ何?』
「ガトーショコラだよ~♪」



京司が不思議そうな目でガトーショコラを見た。




「知らないの?」
『悪かったな!』


京司はあたしの頭をグリグリとした。




「痛い~っ痛いよ!」














...その時。






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